2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

川掛の道祖神

精進川浅間神社から少し上った畑地の脇で昔からの路に面して鎮座していました。 凛とした表情、周囲の環境の良さ…今年の最高傑作!とこのブログのタイトルにした自画自賛の一枚です。 天明年間の銘。保存状態も良好で美しい道祖神さまですね。 → MAP ◎画像を…

二号上の道祖神

昭和40年代に造立された新しい道祖神さまらしく“町内安全”の祈願が彫られています。 上部三分の一ほどから一度割れてしまったようで、ちょっと痛々しさが残っていますね。普通は割れたりはしないので地震などで倒れでもした折のことでしょうか、もう少し高度…

二号下の道祖神

二号という地名には思わず笑ってしまいました。 その由来をゼヒとも知りたいものです… と、どーでもいいハナシは置いておいて、宅地造成中なのかスゴい場所に収まっていますね。コンクリートの壁面を凹ませてソコに…というのはよく見かけますが、どうもあま…

大門先の道祖神

民家のブロック塀を切り欠くカタチで置かれている道祖神さまです。やはり風化浸食が進行していてようやく合掌像であることが判る程度、造立年号などの銘は全く判読できない状態です。 この道沿いには近い距離で3つの道祖神さまが鎮座していますが、それぞれ…

曽比奈谷戸の道祖神2

風化浸食が進んでいる上に銘の部分が欠損… 残念ながら年号を読み取ることが出来ません。 素朴な合掌像なので初期のころのものとは思われますが、確証は持てないのですよ。 住宅のブロック塀は仕方がないにしても、水路防護のための金網フェンスはウザったい…

石敷の道祖神

この周辺も近年宅地造成と道路や水路の改修ですっかり様子が変わってしまいました。そんな中、ガードレールの内側に押し込められるようにされてしまった道祖神さまたちです。 双体の道祖神さまを中心に計5体の神様が祀られていますが、両端のものは上半身が…

西原上の道祖神

大きく丸い自然石道祖神さまと文字碑道祖神さまが置かれています。 富士山も背後に控えた絶好のロケーションなのですが、配置といい電柱との位置関係といいセンスが良過ぎですな… 道路や放水路の改修の折りに移動などしているハズで、電柱が先なのか道祖神様…

小泉・上小泉の道祖神2

西富士道路と呼ばれる有料道路の料金所近く、歩道ワキの緩衝地帯にポツリと鎮座しています。 銘も風化していて「道」という文字以外は判読に苦しみます。 墓碑ではないことは確かなようなので何かの神様を祀ったものか、もしくは道標なのでしょうね。 こんな…

上宿の道祖神

静かな住宅地の入り組んだ路地の一角にあります。 クルマは通行が出来ない一段高くなった路の入口、ド真ん中にこの道祖神さまは祀られていました。お手入れもよくされているようで、周囲も含め安心して見ることが出来ました。 過去に文字刻部分に漆の朱入れ…

叔母ケ懐南の道祖神

小泉から村山浅間神社へ向かういくつかの道は交差したり分岐したりと複雑に走っていますが、その中の「村山道」と呼ばれる古道ともう一つの旧道がクロスする場所にこの二つの道祖神さまが置かれています。 撮影時は雑草が繁茂していましたが明らかに人の手が…

若宮の道祖神

書体や彫りの技術を考えると明治時代以降の道祖神さまのように思われます。 文字に粘土のようなものが埋め込まれた形跡があるのはどうしてなのでしょうね、なんとなく中途ハンパにされているのが解せない感じです。 → MAP そしてこの恵比寿神社入り口には他…

寺内の道祖神

本山久遠寺という日蓮宗の富士五山を構成する名刹の入口に鎮座しています。 建武元年(1334)に創立されたお寺で一般的には「小泉久遠寺」と呼ばれています。近くに富士根南小学校もあり子供たちの通学路になっていて賑やかな参道ですね。 双体道祖神さ…

向原の道祖神と甲子塚

富士宮市小泉はエリアの広い居住区ですが特にこの一帯には道祖神さまが多いのは周辺に大小の社寺が集中しているのと、やはり富士・吉原宿から富士山を目指す際に目標となる富士宮・村山浅間大社への道筋に当たる…というのがあるのかも知れませんね。 この道…

西掘の道祖神と甲子塚

中掘西泉小と右から左に文字が彫られているところが明治時代の道祖神さまらしいですね。そう、コレは中堀の西泉小学校ではなく「小泉・西掘」の集落(中)を守っていた道祖神さまなのです。 手をとりあう姿は珍しいものではありませんが茶人・俳人の着用する…

三ツ室の道祖神

マンションやアパートが多く立ち並ぶ住宅地ですが、いまだに畑地もかなり残されていてムカシの面影が残るエリアです。近年急激に居住者が増えても道路の拡充が遅れているので道祖神さまやその他の石造物も移動されずに済んでいるようですね。 自然石刳抜・握…

神祖の道祖神

上小泉八幡宮となっていますが巨木古樹や鳥居といった面影があるだけでプレハブ建築のような公民館があるだけでした。 双体の道祖神さまはお互いの袖に手を入れ合うという珍しいスタイル、年号などの銘はありません。 そしてこのカタチ… 間違いなく子孫繁栄…

上小泉の道祖神1と甲子塚

焼そば屋さんの隣に突然現れる甲子塚。 なんとなく自動販売機も遠慮がちに見える石碑の存在感はスゴいものですね。→ MAP ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ そして馬頭観音さまは防災倉庫や物見櫓・消防水利のあるスペースに祀られています。 天明年間の銘が彫られていますが、お顔…

曽比奈谷戸の道祖神1

左端の文字碑の道祖神さまは風化が激しく銘さえあやしくなっています。 が、土台との接合部に巻かれているものは何と反射テープ、いくら交差点の角に位置しているとは云ってもコレはちょっと…ってカンジですねえ。 中央は天明年間の造立で身長や装束の違いか…

富士市天間・川坂の道祖神

富士宮市に隣接する富士市のものですが、その吉原宿を出て富士宮を経由し富士山に向かう道沿いにはこうした旅の安全を祈願した石造物が数多くあるようです。 こちらには「手無観世音菩薩」という御堂があり文字碑・題目塔と併せて8つもの馬頭観音さまが祀ら…

箕輪北の道祖神

近くに箕輪八幡宮や山神社もあるエリアです。 文政七甲申(年)・林鐘そして箕輪村と銘の彫られたある道祖神さまがありました。 地図を見ても中心になる村落を取り囲むように道祖神さまが配置され、ここに暮らす人々の願いや想いが伝わってくるようです。 山…

箕輪西の道祖神

富士宮の街並みが一望できる高台、陽当たりもよく一帯が茶畑や農作物の畑地でとてものどかな風景を見せてくれる場所です。 茶農家さん居宅敷地の石垣に置かれたこの道祖神さまは浸食も少なく周囲も含めてお手入れが行き届いており良い状態が保たれていますね…

箕輪上の道祖神

近くには箕輪八幡宮もあり富士山への登山道筋に位置している道祖神さまです。 残念なことに造立年号など全く判別できませんが、一緒に並ぶ甲子塚と共に苔むし風化している様は霊力さえ感じさせますね。 でも右や手前に置かれたヘンでインチキ臭くて下品な置…

中大岩の道祖神

左から昭和三年造立の甲子塚、江戸時代の石塔、同じく江戸時代と思われる青面金剛が並んでいます。 金剛像の持ち物は典型的なモノですが、胸の前で手を合わせているのではなく何かを持っているのが少し変わっているなと思いました。 街道沿いにある祈りの場…

辰野北の道祖神

合掌像の双体道祖神さまですが高さや髪型も違っていて、これは珍しい夫婦像なのでしょうかね。 また像に朱を施した形跡があり何か特別な願いが込められたものなのかも知れません。 造立時期など全く不明です。 ソレより足元に鎮座するガマ様が気になってシカ…

辰野南の道祖神

決して悪い場所ではないんですけどね、周囲の状況がなんとも残念な道祖神さまです。 銘などは風化してしまったのか手掛かりになるようなものは何もありませんが、酒器を持った祝言像である様子から天明から寛政期(18世紀末)の造立かと思われます。 → MAP

辰野西の道祖神2

マンションには似つかわしくないスペースとして存在していますが、在る意味現在でもこうして何よりも優先されているのが嬉しくもあります。 近くに公園などもあるのに移設しないのは町の歴史や文化を伝えて行くのに大切なことですね。 馬頭観音菩薩碑や題目…

辰野西の道祖神1

馬頭観音、稲荷大明神、石祠の三つが民家の敷地の一角にありました。 天明年間造立の馬頭観音さまはダンゴっ鼻タラコくちびるでマンガちっくなお顔、お稲荷さんは明治時代でツルリとした石、そして年代は不詳ながらも石祠のサイドには文字と紋様の両方が刻ま…

時田北の道祖神3

前回に続きコチラも「青面金剛(しょうめんこんごう)」と呼ばれる庚申講のご本尊さまです。 同じ青面金剛さまでもスグ近くにある時田北の道祖神1とはお顔や持ち物がずいぶん違いますね。 そしてコチラの台座には三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)があし…

時田北の道祖神1

正確な分類は「青面金剛像」、庚申信仰のモニュメントの一つです。 地域や時代によって様々なカタチが在るらしく一般的には六本の手で祈りを奉げたり武器などを持つと云うスタイルになっています。 神道・道教・仏教・陰陽五行思想などがゴッチャ混ぜになっ…

西原下の道祖神

道路の拡幅改修によってリッパな土台に祀られている道祖神さまです。 石祠や馬頭観音を含め8基もの石碑が立ち並ぶ交差点は古くからの要所だったのでしょう。 オトナの身長ほどもある高さにしつらえた土台なので歩道を行く人々や通行のクルマからは気付きに…