小泉

木ノ行寺の道祖神

木ノ行寺(きのぎょうじ)という地名ですがその名のお寺はありません。若しかしたらかなり昔に廃寺となってしまったのかも知れませんね。 道祖神さまは何故かバナナの樹に囲まれていて「ココは南方の島か?」というような光景ですが、隣には神社とも祠とも云…

尾無沢の道祖神

空き地なのか休耕地なのかよく判りませんが、国道139号線のバイパスが出来る前はなだらかな斜面に拡がる畑地と富士山村山道方面に続く路だった場所、現在は家屋やアパートが建ち並ぶ静かな住宅地の一角になっています。 コンクリート製台座にガッチリ固定さ…

萩間上の道祖神

文字に入れられた紅い漆が黒い石材と強いコントラストを生んで印象的な道祖神さまですね。 年号銘は残念ながら浸食され判読しづらいものになっていますが、小泉村という刻から江戸時代のものかと想像されます。 区民館の入り口に立派な台座と共に鎮座してい…

萩間下の道祖神

大きな幹線道路から脇に入った住宅地の一角、取り残されたように置かれた道祖神さまです。 見つけたとき、なんと!セーターが被されていました。いけませんよねえ、そんなコトをしては… あの〜愛玩動物じゃないんですから。 もちろんそっと取り除いて廃棄さ…

二号上の道祖神

昭和40年代に造立された新しい道祖神さまらしく“町内安全”の祈願が彫られています。 上部三分の一ほどから一度割れてしまったようで、ちょっと痛々しさが残っていますね。普通は割れたりはしないので地震などで倒れでもした折のことでしょうか、もう少し高度…

二号下の道祖神

二号という地名には思わず笑ってしまいました。 その由来をゼヒとも知りたいものです… と、どーでもいいハナシは置いておいて、宅地造成中なのかスゴい場所に収まっていますね。コンクリートの壁面を凹ませてソコに…というのはよく見かけますが、どうもあま…

大門先の道祖神

民家のブロック塀を切り欠くカタチで置かれている道祖神さまです。やはり風化浸食が進行していてようやく合掌像であることが判る程度、造立年号などの銘は全く判読できない状態です。 この道沿いには近い距離で3つの道祖神さまが鎮座していますが、それぞれ…

曽比奈谷戸の道祖神2

風化浸食が進んでいる上に銘の部分が欠損… 残念ながら年号を読み取ることが出来ません。 素朴な合掌像なので初期のころのものとは思われますが、確証は持てないのですよ。 住宅のブロック塀は仕方がないにしても、水路防護のための金網フェンスはウザったい…

石敷の道祖神

この周辺も近年宅地造成と道路や水路の改修ですっかり様子が変わってしまいました。そんな中、ガードレールの内側に押し込められるようにされてしまった道祖神さまたちです。 双体の道祖神さまを中心に計5体の神様が祀られていますが、両端のものは上半身が…

小泉・上小泉の道祖神2

西富士道路と呼ばれる有料道路の料金所近く、歩道ワキの緩衝地帯にポツリと鎮座しています。 銘も風化していて「道」という文字以外は判読に苦しみます。 墓碑ではないことは確かなようなので何かの神様を祀ったものか、もしくは道標なのでしょうね。 こんな…

上宿の道祖神

静かな住宅地の入り組んだ路地の一角にあります。 クルマは通行が出来ない一段高くなった路の入口、ド真ん中にこの道祖神さまは祀られていました。お手入れもよくされているようで、周囲も含め安心して見ることが出来ました。 過去に文字刻部分に漆の朱入れ…

叔母ケ懐南の道祖神

小泉から村山浅間神社へ向かういくつかの道は交差したり分岐したりと複雑に走っていますが、その中の「村山道」と呼ばれる古道ともう一つの旧道がクロスする場所にこの二つの道祖神さまが置かれています。 撮影時は雑草が繁茂していましたが明らかに人の手が…

若宮の道祖神

書体や彫りの技術を考えると明治時代以降の道祖神さまのように思われます。 文字に粘土のようなものが埋め込まれた形跡があるのはどうしてなのでしょうね、なんとなく中途ハンパにされているのが解せない感じです。 → MAP そしてこの恵比寿神社入り口には他…

寺内の道祖神

本山久遠寺という日蓮宗の富士五山を構成する名刹の入口に鎮座しています。 建武元年(1334)に創立されたお寺で一般的には「小泉久遠寺」と呼ばれています。近くに富士根南小学校もあり子供たちの通学路になっていて賑やかな参道ですね。 双体道祖神さ…

向原の道祖神と甲子塚

富士宮市小泉はエリアの広い居住区ですが特にこの一帯には道祖神さまが多いのは周辺に大小の社寺が集中しているのと、やはり富士・吉原宿から富士山を目指す際に目標となる富士宮・村山浅間大社への道筋に当たる…というのがあるのかも知れませんね。 この道…

西掘の道祖神と甲子塚

中掘西泉小と右から左に文字が彫られているところが明治時代の道祖神さまらしいですね。そう、コレは中堀の西泉小学校ではなく「小泉・西掘」の集落(中)を守っていた道祖神さまなのです。 手をとりあう姿は珍しいものではありませんが茶人・俳人の着用する…

三ツ室の道祖神

マンションやアパートが多く立ち並ぶ住宅地ですが、いまだに畑地もかなり残されていてムカシの面影が残るエリアです。近年急激に居住者が増えても道路の拡充が遅れているので道祖神さまやその他の石造物も移動されずに済んでいるようですね。 自然石刳抜・握…

神祖の道祖神

上小泉八幡宮となっていますが巨木古樹や鳥居といった面影があるだけでプレハブ建築のような公民館があるだけでした。 双体の道祖神さまはお互いの袖に手を入れ合うという珍しいスタイル、年号などの銘はありません。 そしてこのカタチ… 間違いなく子孫繁栄…

上小泉の道祖神1と甲子塚

焼そば屋さんの隣に突然現れる甲子塚。 なんとなく自動販売機も遠慮がちに見える石碑の存在感はスゴいものですね。→ MAP ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ そして馬頭観音さまは防災倉庫や物見櫓・消防水利のあるスペースに祀られています。 天明年間の銘が彫られていますが、お顔…

曽比奈谷戸の道祖神1

左端の文字碑の道祖神さまは風化が激しく銘さえあやしくなっています。 が、土台との接合部に巻かれているものは何と反射テープ、いくら交差点の角に位置しているとは云ってもコレはちょっと…ってカンジですねえ。 中央は天明年間の造立で身長や装束の違いか…

富士市天間・川坂の道祖神

富士宮市に隣接する富士市のものですが、その吉原宿を出て富士宮を経由し富士山に向かう道沿いにはこうした旅の安全を祈願した石造物が数多くあるようです。 こちらには「手無観世音菩薩」という御堂があり文字碑・題目塔と併せて8つもの馬頭観音さまが祀ら…

西小泉・清水公園の道祖神

閑静な住宅地の一角にある公園に鎮座しています。 石祠も並べられているのは以前はこの辺りが田畑が中心の集落であったことの証でもありますが、その役目は公園で遊ぶ子供たちの安全を見守ることに変わりましたね。 浸食が進行していて造立などの銘を読み取…

権現の道祖神

状態もよくありませんし、そもそも置かれている場所が「う〜ん」な… コンクリートで補強固定されていますので浸食はある程度食い止められてはいますが、あまりにも粗末な補修で道祖神さまにシツレーではないのかと思うのですよ。 文化財という認識がないので…

蟹入越の道祖神

道路の改修と区画整理や急激な宅地造成の結果なのでしょう。自宅の塀が回収ゴミ置き場という方もお気の毒ですが、どうも道祖神さまがあまり気乗りのしない場所に置かれているケースが多いような気がします。 本来は元々の場所に在るべきなのでしょうが、こん…

タヤの道祖神

“たや”とカタカナで書く地名はいったいどんな由来なのかと探ってみたくなりますね。 リッパな道路が出来る前はココが主要道の辻だったのでしょう、現在も少しニギヤカな場所に鎮座していますが、表面の一部が欠落し始めていて保護保存が急がれる道祖神さまで…

叔母ケ懐の道祖神

叔母ケ懐(おばがふところ)とは面白い地名です。珍しいなと思い調べてみると全国各地に似たような地名が意外に多くありました。 民家の石垣に鎮座するこの二体の道祖神さまには“天保”・“安政”とようやく判読できる銘が刻まれていて江戸時代末期からのもので…

叔母ヶ懐上の道祖神

何度往復してもその付近には見つからない… それもそのハズ、ハンドボールほどの小さな石が道祖神さまだとは思わなかったからです。 しかしこうして周囲を石で囲み、キチンと雑草も刈ってあり、誰かが大切にお手入れをしていることが判ります。やはり素朴な信…