大岩
近くに箕輪八幡宮や山神社もあるエリアです。 文政七甲申(年)・林鐘そして箕輪村と銘の彫られたある道祖神さまがありました。 地図を見ても中心になる村落を取り囲むように道祖神さまが配置され、ここに暮らす人々の願いや想いが伝わってくるようです。 山…
富士宮の街並みが一望できる高台、陽当たりもよく一帯が茶畑や農作物の畑地でとてものどかな風景を見せてくれる場所です。 茶農家さん居宅敷地の石垣に置かれたこの道祖神さまは浸食も少なく周囲も含めてお手入れが行き届いており良い状態が保たれていますね…
近くには箕輪八幡宮もあり富士山への登山道筋に位置している道祖神さまです。 残念なことに造立年号など全く判別できませんが、一緒に並ぶ甲子塚と共に苔むし風化している様は霊力さえ感じさせますね。 でも右や手前に置かれたヘンでインチキ臭くて下品な置…
左から昭和三年造立の甲子塚、江戸時代の石塔、同じく江戸時代と思われる青面金剛が並んでいます。 金剛像の持ち物は典型的なモノですが、胸の前で手を合わせているのではなく何かを持っているのが少し変わっているなと思いました。 街道沿いにある祈りの場…
合掌像の双体道祖神さまですが高さや髪型も違っていて、これは珍しい夫婦像なのでしょうかね。 また像に朱を施した形跡があり何か特別な願いが込められたものなのかも知れません。 造立時期など全く不明です。 ソレより足元に鎮座するガマ様が気になってシカ…
決して悪い場所ではないんですけどね、周囲の状況がなんとも残念な道祖神さまです。 銘などは風化してしまったのか手掛かりになるようなものは何もありませんが、酒器を持った祝言像である様子から天明から寛政期(18世紀末)の造立かと思われます。 → MAP
マンションには似つかわしくないスペースとして存在していますが、在る意味現在でもこうして何よりも優先されているのが嬉しくもあります。 近くに公園などもあるのに移設しないのは町の歴史や文化を伝えて行くのに大切なことですね。 馬頭観音菩薩碑や題目…
馬頭観音、稲荷大明神、石祠の三つが民家の敷地の一角にありました。 天明年間造立の馬頭観音さまはダンゴっ鼻タラコくちびるでマンガちっくなお顔、お稲荷さんは明治時代でツルリとした石、そして年代は不詳ながらも石祠のサイドには文字と紋様の両方が刻ま…
前回に続きコチラも「青面金剛(しょうめんこんごう)」と呼ばれる庚申講のご本尊さまです。 同じ青面金剛さまでもスグ近くにある時田北の道祖神1とはお顔や持ち物がずいぶん違いますね。 そしてコチラの台座には三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)があし…
正確な分類は「青面金剛像」、庚申信仰のモニュメントの一つです。 地域や時代によって様々なカタチが在るらしく一般的には六本の手で祈りを奉げたり武器などを持つと云うスタイルになっています。 神道・道教・仏教・陰陽五行思想などがゴッチャ混ぜになっ…
とても素朴な表情で合掌する双体道祖神さまですね。 銘はカスレてしまっていてとても読み取りにくいのですが「明和(Y.1764~)」かな…と推測します。 道祖神さまとしては初期のころのプリミティブな感じで味わいがありますね。 隣に並ぶ道祖神さまはすっかりカ…
この道祖神さまが置かれている場所は奥まった田んぼの畦道です。 なかなか見つからないワケですよね、フツーの道端ではないのですから… 近くには新しいアパートや住宅が建ち並び区画や道路の整備に伴って移動されたものなのでしょう。 お天気がよければ背後…
ふたつの双体道祖神さまが並ぶ大岩・小安神社の入り口です。 一つはすっかり風化してしまっており造立はおろか形式や表情さえ把握が困難になっていますが、もう片方はしっかりしていますね。 破風型と呼ばれるスタイルに似ていますが神社の鳥居のように見え…
幹線道路沿いの民家の基礎土台に置かれている観音さまです。 クルマの往来の多い場所なのに意外に汚れも少ないのはコチラのお宅の方がよくお手入れをされているからなのでしょうか… やはりと言いますか浸食によって銘などの判読が不可能になっているのは仕方…
大正十年正月・丸氏子中…という銘が刻まれています。 近代に造立したものなのでまだ浮彫も明確、ほのぼのとした笑顔が印象的です。 隣に並ぶ双体道祖神さまはかなり古いもののようで、風化に加えて大きな欠損もありかなり深刻な状態。 「早く助けて〜!」とS…
鼻のとれたお茶ノ水博士みたいなカタチの自然石がとてもユーモラスな道祖神さまです。 しかし真っ正面にマンリョウが植えられていて(なんでココじゃなくてはいけないの?)という配置のセンスにはガックリきます。オカゲで正面からの撮影が出来ませんでした…
県道から脇に入り急激な坂道を登ってゆくとグランドがあり、その盛土コンクリートブロックの下にひっそりと並べられていた道祖神さまたちです。 グランドを造成するときにこうしたカタチになったのでしょうが、周囲は枯葉やゴミなども多く散乱していてあまり…
お寺の外壁、限られた面積の一角にあるため、その他の石碑と共に配置するのに苦心したあとがうかがえます。 馬頭観音像、青面金剛…窮屈そうでちょっとお気の毒ですが、ココならキチンと守り祀ってもらえる…という安心感がありますね。→ MAP
手前下にいくつか並んでいるのが自然石の道祖神さまや馬頭観音像などです。 みな頭に丸い石を乗せられてお地蔵さまのような姿にさせられてしまっていますし赤い前垂れまでつけられて、なんだかちょっと違っているのでは…と思わずにいられません。 しかしこれ…
出水と書いて「いずりみず」と読む変わった地名です。ちなみに湧水でもあるのかしら…と探してはみたものの見つかりませんでした。 先日、野生のサルが徘徊していたことを市の広報アナウンスで聞いた辺りでもあります。 双体道祖神、庚申塔、馬頭観音像、自然…
出水と書いて「いずりみず」と読みます。 どの石像の銘もかなり薄くなってしまっていますが、かろうじて一つからは明和三年の刻が読み取れました。 村山浅間神社に続く古い道沿い、隣接する紙加工所の駐車場の一角にあり周囲もよく清掃されてはいるものの、…
弘化五年の銘が刻まれた文字碑道祖神さまです そして双体道祖神さまのほうは風化して年号の判読が不能、残念です → MAP