山宮

下蒲沢の道祖神3

上部が割れて修復した痕のある道祖神さまと三つの自然石道祖神さまたちが並んでいます。 双体道祖神さまが黒っぽいのは“どんど焼”の炎の中に道祖神さまを投げ込む習慣が昔から続いていた名残でしょうか。随分荒っぽいイベントのようですがキチンとした理由が…

下蒲沢下の道祖神

昭和に入ってから造立されたものですが、なんともサラリとした筆の運びで彫られた銘が面白いですね。 あまり構えた感じのない道祖神さまは珍しいと思いました。 → MAP

西村の道祖神

山宮区民館の入り口にあります。 微かに残っている銘からは造立時期などの情報も読み取れませんが、字体などから判断すると比較的近世の道祖神さまのように思えます。 ここも山宮浅間神社・富士登山旧道に続く路になっています。→ MAP

下宮内の道祖神

周辺道路の整備によって、この道祖神さまのいる路は地元の人間しか通らないコースになってしまいました。 新しく出来たリッパな道路とこれまで利用されてきた旧道の合流地点に移動した方が本来の目的に適ったものだとは思うのですが… 朽ち果て忘れられてしま…

上宮内中の道祖神

持物像と呼ばれる自然石浮彫の双体道祖神さま、手にしているのは器や御札などです。 この辺りは畑地も多いので五穀豊穣を祈ったものなのでしょう。 ちょっとコワいお顔ですが、じっと見ていると優しさが滲み出てくるようですね。→ MAP

薬師寺の庚申塚

薬師寺という名に期待して行ってみれば現在は全く違う建物があり少々ガッカリしてしまいました。まぁ正確に言うと「薬師寺跡」なのですねえ… 山宮薬師寺はその建立年代なども含めナゾの多いもので、明治七年には五松舎(万野原新田の小学校)の分校がこの薬…

篠坂下の道祖神

明治末期に造立された道祖神さまです。 3ピースに見せかけるようなバーチカルラインと文字の彫り方にも特徴があり、とってもモダンなデザインの道祖神さまですね。 粗末な鳥居と小さな祠のある神社のすぐそばにあり、なにがしかの因果関係がありそうです。 …

上宮内東の道祖神

富士宮名産の落花生畑の縁にあります。 農家のおねーさまが「この前で記念撮影してゆく人もいるのよ」と教えてくれました。 隣に並ぶ双体道祖神さまは上部が欠落してしまっていますが、欠けてからかなりの年月を経ているらしくコケむしていますね。→ MAP

中沢の道祖神2

データに記載されていない道祖神さまです。 偶然発見したものの周囲はゴミ置き場同然でとても写真でお見せできるものではありませんし、ソレより今後が心配です。 五穀豊穣・子孫繁栄を願って造立される道祖神さまもあって、コレはその後者。 ソレにしてもユ…

中沢の道祖神1

何度もカギの手に曲がる道を経て辿りつくのは小さな八幡宮。 その手前T字路で巡礼者を優しく迎えるように建っている道祖神さまです。 隣には小さな自然石の道祖神さまも並んでいて、この先にある山宮浅間神社への要所であったことがうかがえますが、その証…

篠坂上の道祖神

いくら探しても見つからない。う〜ん困った… (もしかして)と思い何度もその前を通り過ぎた林の中に入ってみました。 やはりそう!コレだったのです。 ちょっと見はタダの岩石、国道脇の杉林・雑草の中にポツリと鎮座していて本当に道祖神さまなの?と疑い…

山宮浅間神社参道入口の石仏

立派な鳥居に比べ、なんとも痛ましい姿の石像です。 ドチラも頭部顔面喪失、しかも気の抜けるような修復がなされていいて、コレならそのままの方が未だマシか…と思えてきますね。 造立時の資料などはないのでしょうか。 → MAP

上宮内の道祖神

柔らかな木漏れ陽の中に鎮座する双体の道祖神さま。 万延元年の刻があり二者ともに祈り合掌する自然石浮彫です。神社の入口に置かれた石像と同じ径に在るとは思えないくらい状態は良く、やはり林間に在るので風雨に浸食されにくいのでしょうか。 → MAP

割石の道祖神

この二つの馬頭観音像の他に巨大な題目塔・丸く小さな自然石・銘も消えてしまった石碑からなる5つの個体が一列に配置されています。 撮影の為に雑草などを少し刈り取りましたが、どうにもキチンと管理されているとは思えず残念です。場所も個人の所有地のよ…

上蒲沢の道祖神

元々はフツーに地面に置かれていたのでしょうに、なんだか窮屈そうで少し可哀そうですね。 こうした姿の道祖神さんも多くみかけてちょっと悲しくなりますが、まぁコレはまだマシなほうです。 しかしお顔がすっかり浸食されてしまっていて昔の資料写真と比べ…

蒲沢の山神宮

山の神さまとしての石碑です。 馬頭観音や石祠はよく見かけますがこのスタイルは少ないですね。 年号銘が刻まれていないのはどうしてなのでしょう… 周囲に田畑が拡がる中にポツリと鎮座しています。 → MAP

下蒲沢の道祖神1

とてもいいお顔ですね! 寛政六年の刻銘があり、過去に朱の漆が施されていた様子です。 道を挟んで反対側にも馬頭観音像が置かれ、まるで門のような体を成しているのが面白く思いました。 → MAP

下蒲沢の道祖神2

ここもデータベースにない場所です。 紅い漆塗りの祠、石祠、自然石道祖神、道標の4つが並ぶ氏神さまスポット。 道標には“神〇道四十一…”と刻銘されていますが二文字目がどうしても読めません。本当はもっと長い石だった可能性もあって下部にそのヒミツが隠…

中沢の甲子塚

畑地の農道にポツリとある小さな甲子塚です。 最初は「なんでこんな処に…」と思いましたが、よく考えるとこの先には八幡宮・山神社・浅間神社・薬師寺など氏神・仏さまのポイントが目白押しなのですよ そうか昔は重要な道だったのかも知れない…ナルホド〜な…

向の道祖神

後に知ったことですがけっこう有名な双体道祖神さまらしいですよ。 幕末の万延年間に造立され、分類としては「自然石浮彫・持物像」ということになります。 保存状態がいいのも文化財としてのシンボルになりやすいのでしょうね。 近くに保育園や小学校があり…

上宮内の甲子塚

両脇にある石の角柱が以前にこの場所が社であった可能性を感じさせます。 近くには山宮浅間神社や八幡宮をはじめとした社寺なども多く、こうした信仰シンボルが密集しているエリアでもあります。 → MAP

新屋敷の道祖神

風雨の浸食などによって刻銘が不明確になってしまっている道祖神さまが多い中、この双体道祖神には元禄二年(1689年)の銘を読み取ることが出来ます。 現在確認できるものとしては市内で最古の造立です。(横に立つ文字碑道祖神は明治末期に加えられたもの)…

山宮小学校入口の甲子塔

飾り気のないスクウェアな石柱なので遠目にはただの墓石のように見えます しかしよく見れば“甲子”の文字、サイドには“天保四年”の銘があり、しかもなぜか礎石には製作者名や寄進した者の名なども彫られていて甲子信仰の懐は深いですね このポイントから先に…

一区上蒲沢の甲子塚

富士宮浅間大社から真っ直ぐに登ってきた位置にあります 富士山を背にして坂から見おろすと下には街並み そして遠くに駿河湾も望めるのですよ 旅人たちもココで一服したのでしょうかね… 名水も湧き出る場所なので隣には評判の蕎麦屋「古庵」さんがあります →…

久保の道祖神

イナカの畦道にポツリとたたずむ なんとなくホンワカ、温かなキモチにさせてくれますね → MAP