宮原

宮原の庚申塚

個人住宅の敷地内一角に並んでいます。 庚申塚は天保二年の銘、そしてちょっとコワモテの仁王様風のほうは造立年の判読ができません。 村の入り口で不審者を監視する役だった道祖神さまも、今は塀の中でちょっと不満そうですね。 → MAP

宮原中の道祖神

よく行く本屋さんの前の歩道にこの道祖神さまはいたのですが、こんな取材を始めるまでは全く気付きませんでした…お恥ずかしい限りです。 初期のプリミティブで小さな道祖神さま(たぶん合掌像)と並んで、大きなほうは自然石刳抜の祝言像(酒器を持っている…

宮原上の道祖神2

自然石刳抜の持物像ということから文化または文政期の造立と考えられますが、個人宅の一角にあるのでウラ側から見るなど確認のしにくい道祖神さまです。 荒々しい外側の造りに対し双体像は繊細で高貴な印象、そしてハッとするほど大きさもリッパ(三尺ほどの…

宮原上の道祖神1

未完成だったのではと思うくらい背後の彫りや像の深さに特徴がある双体の道祖神さまです。 物を持つお二人の間に渡っているモノが彫りなのかキズなのか、それも興味深いところです。もっと素朴だったころから後期の完成された形への過渡期の作品かもしれませ…