外神

和田の道祖神

一般民家の石塀に掘り込むようなカタチで祀られている道祖神さまです。 石の角柱があることかたらココもなにか神様を祭った建造物でもあった場所なのでしょうか、すぐ前には和田の公会堂があることから古来は村人たちが祭祀に使用する公共のスペースであった…

風祭川の道標

あら、こんなところに題目碑が…と気付きよく見ると、下部の刻には大正12年とか地震・人骨といった文字を判読出来ました。それは確か関東大震災の発生した年ではありませんか。 調べてみると一般的には首都の被害ばかりがクローズアップされていますが、実際…

長峰八幡宮の道祖神

富士宮市内の工業団地の中にある八幡宮入口に鎮座している道祖神さまです。 工業団地の用地計画でもサスガに神社は動かせなかったようで、周囲の道路や地形とは少し違う特異なカタチでこの八幡宮が存在しています。 すっかり風化してしまい銘はおろか表情や…

中谷の道祖神3

自然石刳抜の持物像です。 のどかな田園風景の続く畑地の一角でもあり、東西南北に走る旧道の道標としての役割も隣に置かれた題目塔と共に担ってきたのでしょうか。 後方の樹木の左、わずかに見えるのが富士山。 江戸時代・寛政のころからここで見守ってくれ…

中谷の道祖神2

奥に見える石の角柱により、かつてココに神社あるいはそれと同様なものがあったと推測できるのですが、現在はその石柱以外には痕跡すらありません。 残された題目塔と馬頭観音像は主がいなくなってもこうして祈り守り続けていてくれる、そんな温かみのある場…

中谷の道祖神1

道祖神さまはこのように行き届いた環境にあるものもあって、同じ文化財でありながら個人の手に委ねられている状況にはクビを傾げたくなるのであります。 まぁソレにしても欠けてしまった道祖神さまはお気の毒ですね…→ MAP

江柏の道祖神

江柏と書いて「えがしゃ」と読むそうです。こんな取材をしていて初めて知った読み方ですよ。 ネギ畑や青菜畑が多く稲の田が少ないこのエリアは富士宮浅間大社を出発して富士山に向かう二本のルートのうち西側のものが貫いています。 題目碑-道祖神-申子塚と…

下谷の道祖神3

風雨による浸食に加え欠け落ちた部分も多く、すっかり小さくなってしまっている道祖神さま。 予めデータでこの近辺に在ると判っていたので見つけられましたが、ふつうなら気がつかないかも知れません。 なんとかしてあげたいんですけどね…→ MAP

下谷の道祖神2

畑地の広がる郊外を走る道、クネクネ曲っているのは旧く歴史のある証拠で、ソレとクロスする道も同様に真っ直ぐではありません。 その交差点の一角にこうして鎮座している道祖神さまですが、かすかに残っている銘からは造立年号を読み取るのは難しいようです…

下谷の道祖神1

すっかり浸食が進行している上に周囲の整備もなおざりにされている印象です。 それでもどちら様かがそのままではコケてしまう道祖神さまの足元に石をあてがい、なんとか倒壊を防ぐ努力がなされてはいるようですが、やはりキチンとした保護が必要でしょう。 …