村山

富士根北の道祖神2

中央の馬頭観音像につい目を奪われがちですが、ポイントは右端にある石祠(せきし)の中に入っている自然石の道祖神です。 何も入っていない石祠が多い中、パワーストーンのような存在の道祖神さまが大切に祀られているところが面白いですね。 ステージの一…

富士根北の道祖神1

元々はここではなく道の真ん中に在った… と、この家の方が説明してくれました。 区画整理と路の拡幅の際に移動したと云う石碑には天明や寛保の銘が刻まれていますが、もしかしたら墓碑かもしれないなあ… しかしその後は道標としてここで大切に守られているの…

神成・山神社東の甲子塚と石祠

直径が1m近い丸く巨大な岩石の甲子塚と石祠(せきし)です 田や畑の神様と旅人の厄払いや道案内まで兼ね備えた素朴な祀りが仲よく並ぶ姿はほのぼのとした温もりがありますね 石祠=石で作られた小さな祠(ほこら)は市内のかなりの場所で目にしますが銘など…

村山道・大渕の道祖神

浸食により右上部が欠落してしまっているものの、かろうじて「山神…」の銘は読み取ることが出来ます この場所も現在は何もない山道の一角のように見えますが、実は富士登山のための古道であり東西南北のルートがクロスする要所なのです 道路改修にあたってコ…

神成西の道祖神と甲子塚

題目塔のような文字碑の下部には双体道祖神さまが彫られているのは珍しいですね 多分もともとココにあったものは一つだけで、近隣に散在鎮座していたものをこの三差路の一角に集めたのではないか…と推測します 上写真右下の双体道祖神さまには明治廿六年の銘…

神成東の道祖神

自然石道祖神です この村山地区の道祖神さまはほとんどが富士登山道の道標としての存在でしょう こうして記録保存されているものばかりではなく、特に自然石などでは浸食によりただの岩石と見分けがつかなくなってしまっている御体や、かつては道祖神だった…

社領公会堂前の石造物群

かつて集落の辻々にはいろいろな石造物が建てられ人々の素朴な信仰の対象となっていました しかし近代化の波に呑まれ、そうした習慣は希薄になりその存在も人々から忘れられてしまったようです 同時に道路の拡幅・改修やインフラ整備などによって、その居場…

木伐山(キキリヤマ)上の道祖神2

手元に在る資料の写真では傍らに添えられたもみじがまだ道祖神さまの半分ほどの高さしかなく寂しげな印象を受けていましたが、行ってみるとすっかり成長していてちょうど神様をお守りする屋根のようになっていたのが嬉しくもありました ジツはこの道祖神さま…

木伐山(キキリヤマ)上の道祖神1

大きな丸い岩石の申子塚が目立ちますが、右に配置された自然石道祖神にナゼか安堵感を抱きます しかし自然石道祖神は一様に平たく横長の石を上に載せてあるのはナゼなのだろう… 塚も甲子でも庚申でもなく“申子”というのが珍しいし、ちょっと楽しいポイントで…

木伐山(キキリヤマ)下の道祖神

柿の木の下に2つの双体道祖神さま いつまでも仲よくね… 今ごろは柿の実も色づいて秋らしくなってるかな→ MAP

堀込の道祖神

村山浅間神社から約四半里、ひっそりと三差路に佇む文字碑道祖神さまです すっかりコケ生してしまい銘すら読み取れませんが、過去に文字部分に朱を着色してあった形跡がわずかに残っていました → MAP

日影林の道祖神

右後方の一つは風雨に浸食され、ご神体が明確ではなくなってしまっていました 焼きモノで近年制作された中央の像などではなく、もしかしたらソレが一番旧いもののようなので中心に据えるべきかな…と思うのです → MAP

横沢の道祖神

前回の横沢神社の道祖神で見つけた神社の石仏はこの道祖神さまの後方にあったものです 吉原宿から富士山を目指す旅人の道標でもあり「むら山道」の名と富士山の象徴的な絵柄が彫られています ソレはソレとして富士宮市の教育委員会による標柱も結構ですが、…

横沢神社の道祖神

この神社の手前に市のデータベースに記載されている道祖神があります プラリと立ち寄ってお参りし、ふとワキを見ると木陰に石仏があるではありませんか 道祖神として置かれたものではないかもしれませんが、往来の安全祈願や厄除けとしての目的は青面金剛さ…

村山浅間神社の富士登山道石碑

旧い富士登山道の途中にある村山浅間神社 今はこんな道を利用する登山者さんはいませんが、その昔には主流だった吉原宿からの登山者への道案内と安全を祈願した石碑です よく見ると碑の頂部は富士山のカタチになっていますよ 桜の頃や紅葉の折はより美しく輝…

西見付の道祖神

そしてもう一つの見付(不審者取り締まりの番所)がここにあります 現在は新しい道が出来てしまい少し様相が変わってしまいました、古地図を見ると4本の路が交わる重要な地点になっています この道祖神さんたちも元々はそれぞれの路で別々に見守っていてく…

東見付の道祖神

不審者の取り締まりのために設置された“見付”はこの村の東西にあり、富士登山や浅間神社参拝のための各道の要所でもありました 山を背にし沢が下を流れるこのポイントは逃げ場のない道でもあり、同時に旅の者は必ず通過しなければならない場所でもあった訳で…

社領の道祖神

双体道祖神と資料にはありますが浸食・欠損がひどくほとんど判らない状態です 小学校敷地の盛土コンクリートブロックの前に鎮座していますが、なんとなく哀れを誘う風体でもあります → MAP

神戸(ごうど)の道祖神

戦前の昭和初期に作られた比較的新しい道祖神さまです 新しい道路の建設によって場所の移動とリッパな台座が奢られましたが、なんだかちょっと違和感もありますよね → MAP

子之神社の石仏

道祖神のある径に続く小高い場所にひっそりとある神社はかなり古くからあるものようです 社の裏に石仏が2体あり、かつては登山者が祈りをささげた神のいる場所でもあります 「村山道」と呼ばれる古代からの富士登山道の途中にあり、かつてはここにも道祖神…